令和二年の造りから新杜氏に変わって、鳴海もグッと造りに挑戦してきた。この鳴海の風もそうで今まで青ラベルとの棲み分けが難しかったが、今回から「夏らしいスッキリとした口あたり」「千葉の魚に合うキレの良い辛口」とコンセプトをより明快にしてリニューアルした。
原料米は県産ふさこがねとし精米歩合を落とし70%とした。香り系の酵母は使わず、より酸味、コクが際立つ造りとなった。
なるほど飲んでみると直詰めのガス感と共に、スーッという舌触り、舌を通り過ぎるときの辛みが心地よい。ガス感があるので舌先で弾けるような刺激がある。香りも発揮性のあるものでスーッと鼻に抜ける。
甘みは少なく辛みが勝る。最近のジューシーな酒とはまた異なる新しい飲み心地だ。度数も適切で軽快に飲める。これなら飲み飽きると来なく、サッパリとした食材、白身のお造りなど、夏の食卓に合うだろう、そうめんやザルうどん、冷しゃぶなどにも合いそう。
ますますイメージに寄り添った夏の鳴海。夏に迷ったらコレですよ♪