雄町らしい濃醇な香りと味わいの新i240無濾過生原酒シリーズ

 

 

国内最高水準硬度の仕込み水で仕込んだ清酒

 

『i240』は岩の井の新しい純米吟醸シリーズである。「i240」の”i”は、岩の井の頭文字、”240”は仕込み水の硬度を表している。この硬度は酒造りにとって極めて重要で、硬度が高いほど酵母の発酵力を高め高アルコール度の切れの良い辛口の酒に仕上がりになりやすいのだ。 
 硬度は水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル量によって左右され、硬質で有名な「宮水」で100程度、国産ミネラルウォーターで30～40くらいですから岩の井の240がいかに硬質か分かる。この高硬度の仕込み水が、岩の井の豊かで切れの良い辛口の酒を生み出す原動力になっている。この酒はその高硬度を全面的にフィーチャーし、ある意味岩の井らしくない、プリント瓶でのモダンなボトリングで仕上げた。

 

人気の備前雄町を原料とした岩の井らしい濃醇且つフルーティーな酒

原料米は、今や美味しい酒の代名詞となりつつある備前雄町。これを50％精米まで磨き込み、速醸で仕込みました。

最近の低アルコール系とは異なり、アルコ－ル度も高めの17度。岩の井らしい濃厚な酒に仕上がりました。香りは梨のようなほのかに甘みを感じる。味わいも梨やスイカのような少しざらついた舌触りだが、しっかりとした酸味で甘みをくるんでいるようだ。水菓子のようなフルーティーさも感じ取れる。
さらに、余韻を感じさせながら苦みで切るっていう後口。

岩の井では山廃純米大吟醸に雄町を使ってきたが、速醸の純米吟醸、それも生酒は初めて。しかし思い通りの酒に仕上がったのでは無いだろうか、と感じさせる好感度なお酒です。