旭鶴酒造の上撰の樽酒。
糖類無添加酒を杉樽に7日間あまり漬け込んだ本格樽酒。昨今は木の香りを付けただけのものもある中で、本当の樽に漬け込んだ手の込んだもの。
普通、樽酒は年末に発売する蔵が多いが旭鶴では年間を通して発売している。

香りは十分樽の香りが移り、甘く芳しい。
酒質は円やかで樽熟により角の取れた滑らかな口当たり。それに樽の香りが加わり芳醇さを醸し出している。
基本やや辛口だが、樽の甘さが加わって旨味となっている。でもクセはほとんど感じない。

昔だったら升酒に盛り塩といきたいところだが、健康に気遣う現代では塩の肴はオススメできません。
ぬる燗でゆっくりが基本だが、これからの季節（夏にむかって）はほどよく冷やしてもいいでしょう。
気取らず、気軽に呑んでいただける樽酒でした。