千葉県に新たな酒蔵が誕生した。どぶろく専業の「カヤマ醸造所」がそれだ。
カヤマ醸造所は廃業した酒蔵の免許を引き継ぎ、茂原の地に開業した。日本酒業界低迷の時代だが、昨今我こそはと参入してくる者がいる。いい傾向では無いか…
カヤマ醸造は取りあえず「どぶろく」専業だが、清酒の免許も取得したのでいずれは清酒も造りたいと行っている。しかしまず、どぶろくが売れることだ。
そのどぶろくだが、清酒ベースの濁り酒では無く、昔ながらの本格派のどぶろく造りで醸したもの。
お米はいすみ産のもので、それを蒸して麹を造り、それとは別に蒸した米と水で水もと(菩提もと)をつくる。
もとが酸っぱく(乳酸が出来る)なったところへ、米と麹、酵母を加え数日攪拌しながら発酵を待つ。充分発酵が進んだところで、生のまま瓶詰めしたのがこのどぶろくだ。
味わいはグレープフルーツの様な爽やかな香り。口に含むとほんのり甘みがあるが、苦みは少なく“シュワシュワ”とした発泡感で実に爽やかな飲み口だ。軽い酸味がちょっとグレープフルーツやヨーグルトの様な風味を醸し出している。これは美味しいかも♪
もちろん開封時にはガス抜き作業が必要だが、それほどガス圧も強くなく2~3回の開け閉めで大丈夫だろう。
今まで飲んだどぶろくの中でもかなりのレベルで、価格相応の価値は絶対あります。
もちろん全くの無添加飲料で、美容と健康(必須アミノ酸たっぷり)にもいいそうです。お勧めですよ~!
《2017モンドセレクション金賞受賞》