今年(R4BY)から鳴海は全量生もと造りへ。しかも酵母無添加の自然酒造りへと大きく舵を切りました。
その成果が大きく花開いた第一弾がこの赤ラベルでしょう。
酒母に山田錦を用い、掛米に雄町と贅沢な原料で、精米歩合も55%とおごりました。それでいてアルコール度は14度に抑え、赤ラベルの鳴海らしい甘みをたっぷり残しました。
生もとの赤の香りを嗅いでみる…これは全くメロンです。メロンに若干のレモンを加えたようなたっぷりとした果実香を感じます。
飲んでみると直詰めのシュワッとしたガス感を下に刺激し、味わいはメロンクリームソーダのようです。こんなお酒は飲んだことありません。え!今お酒飲んでいるんだよね?って頭が混乱・・・(ただ酸も苦みもあるのでしっかり締まっています)
でもイヤじゃ有りません。ただ普通のお酒を期待するとものすごい肩透かしを食らうでしょう。それくらい心して、気持ちをしっかり準備して飲んで欲しいと思います。クラシックスタイルじゃ無いです。新しい、チャレンジ鳴海に乞うご期待!