今年から「北海道産きたしずく」に原料米が変わった「直詰め青ラベル」。そしてその直詰めから今年(R3年)は新たに『うすにごり』がシリーズ化された。今回はその第2弾で青ラベルのうすにごりだ。
香りはふわっとしたバナナの様なほっこりした香り。幾分青リンゴの様な爽やかさを感じる。
滓はうすにごりなので多くは無く、ほんのり濁る程度。口に含むと苦みを感じさせながら、さららと入っていく。原酒だが度数も低めでけっして濃く無い。
大辛口では無いが甘すぎるわけでも無く酸も穏やかだ。フルーティかと言われればフルーティな口当たりだが、おかず要らずの酒では無く食中酒としてちょうどいい心持ちだ。
何となくこの酒で蔵元の目指す方向が見えてきた。酒だけが旨いタイプでは無く「食中酒」として最適な酒。食卓にいつも置いてもらえる酒を目指しているのだと思う。
だから「直詰めシリーズ」よりはインパクトは薄くても毎日呑んでいられるようなお酒に仕上がっています。料理と合わせてみて♪